2007年から続いて今年も、ボストンで行われたアメリカ最大の耳鼻咽喉科学会AAO-HNSF (American Academy of Otolaryngology and Head and Neck Surgery Foundation)2010に参加させていただきました。鼓膜形成術接着法の基本と接着法を使用した鼓室形成術について、以前と同様、兵庫医科大学耳鼻咽喉科の阪上雅史教授と共同での教育講演を行いました。
講演も4回目ということがあり、少々余裕も出るかと思いきや、英語を母国語とするアメリカ人の先生方に英語で教育講演をするというのは、やはり相当なプレッシャーを感じるものです。質問内容もより具体的になってきており、この接着法を実践している先生方がアメリカにもいらっしゃることを思うと、大変光栄に感じるところです。それに伴い、いつまでたっても進歩しない自分の語学力(英会話力)に失望してしまう講演でもあります・・。楽天では、会社の公用語を英語にする計画のようですが、やはりなかば強制的な力がないと英会話力は向上しないのかもしれません。来年もまた発表できる機会があれば、内容とともに英語表現力も鍛えなおしてみたいと思いました。
講演終了直後。右が阪上雅史教授、左が当院副院長。
(平成22年9月26日16:15~17:15(現地時間)、ボストンにて)