先々週のアメリカ耳鼻咽喉科学会に引き続き、先週は愛媛県松山市で行われた第20回日本耳科学会に参加いたしました。愛媛大学は代々中耳の研究や手術が盛んな大学です。前回にも書きましたが年々発表演題数も増加し、丸3日間のプログラムとなります。耳に特化した学会ですので、どのセッションも中耳手術に直接かかわるテーマが多く、気がつくと一日学会場に缶詰ということになりますので、その状態が3日間続くと最終日は疲労感も強く漂ってきます。今回は、耳硬化症に対する手術の成績について発表しました。
学会での活動は、臨床に直結するということだけではなく将来的な展望を考察する上で非常に重要なものとなります。学会期間中は、外来時間や手術時間の変更等で患者様には大変ご迷惑をおかけしますが、なにとぞご理解いただきますようよろしくお願い申し上げます。