ブータン王国は、人口約70万人、面積が38400平方キロ(九州とほぼ同等)の小国で、一日2ドル以下で暮らす人が国民の25%を占める後発発展途上国(いわゆる最貧国)の一つです。
3年前より年1~2回、ブータンでのボランティア中耳手術を行っています。今回は4回目で、8月30日~9月4日の6日間、当院院長および副院長の他、久留米大学上田祥久先生、そして兵庫医科大学池畑美樹先生にご同行を賜り計27耳の手術を行ってきました。ブータンへは、タイのバンコク経由で半日~1日弱かかりますので、実際の手術期間は3日間ですが準備も含め約1週間ほどの行程となります。今回は、ブータンの医師にも手術を行ってもらいましたし、手術の介助も現地のスタッフに積極的に参加していただきました。回数を追うごとに彼らの手術の知識や手術に対する姿勢に向上を認め、驚くほどの進歩です。
次クールの3年で、彼ら自身で手術を行うことができるのではないかと考えています。
手術中
病院スタッフ、参加医師、看護師と