第29回日本耳科学会
先日10月9日から12日まで山形市で行われました第29回日本耳科学会総会に参加してきました。今回は当院理事長が過去7年間続けてきたブータン王国でのボランティア中耳手術の総括を、そして院長が耳鏡内での中耳手術のセミナー、および外来手術での安全な手術のためのパネルディスカッションを行ってきました。台風19号により参加者の先生方の旅程が大幅に狂ってしまい、多少混乱したところもありましたが、無事終了しております。
このたびの台風の犠牲になられた方々に心からお悔やみを申し上げますとともに、一日も早い復旧をお祈り申し上げます。
アメリカ耳鼻咽喉科学会(AAO-HNS)
先日9月13日~19日、アメリカのニューオーリンズにてアメリカ耳鼻咽喉科学会(AAO-HNS)に参加してきました。一昨年までの11年間、兵庫医科大学耳鼻咽喉科頭頸部外科阪上雅史教授とともに、教育講演として鼓膜形成術接着法とその応用について講演してきましたが、今回はポスター演題にて接着法を応用した鼓室形成術の良聴耳に対する手術に関して発表しました。相変わらずアメリカ最大の学会(それは世界最大を意味しますが)であり、その規模の大きさに圧倒されます。アメリカを感じることで、自分の不足している部分が再認識させられた一週間でした。
10月の休診日
10月10日(木)~12日(土)は学会のため一般外来は休診となります(10日(木)は予約外来のみ)。
ご迷惑をおかけいたしますがなにとぞよろしくお願いいたします。
第119回日本耳鼻咽喉科学会
第119回日本耳鼻咽喉科学会に参加してきました。
今回はパネルディスカッション「短期滞在手術・外来手術の工夫と問題点」のパネリストとして耳科領域における外来、短期滞在手術を安全に行うための手技、知識、準備などについてお話しました。アメリカでは耳の手術は日帰りで行うことが多いですが、めまいや出血などの原因により数%の確率で入院せざるを得ない状況となるようです。アメリカではこういった術後の問題にすぐに対応できるシステムが確立されておりますが、日本ではまだそのような対応システムはしっかりしていないのが現状です。その数%の問題に安全確実迅速に対応することが重要であると考えられます。
第6回内視鏡下耳科手術ハンズオン・セミナーin山形
近年の医療機器の発展に伴って、手術方法も次々と変わっています。特に内視鏡とCCDカメラの発達は、耳鼻咽喉科に限らず外科や整形外科等でも従来の手術手技を根本から変えてしまうくらいの変化をもたらします。耳鼻咽喉科領域では、20年以上前から鼻副鼻腔の手術に対して、内視鏡下手術が一般的になっておりましたが、耳科手術領域でも内視鏡が導入されつつあります。従来の耳の後ろ切開して開創する術式に対し、内視鏡下の手術では外耳道(耳の穴)からの操作が主体となりますので、従来法よりも低侵襲となります。当院では顕微鏡下でも耳後部を切開せずに鼓膜形成術や鼓室形成術を行っておりますが、鼓室には顔面神経の走行により顕微鏡下では観察や操作が難しい部位があります。その際には、内視鏡下での操作が非常に有効です。今回は内視鏡下耳科手術の日本での権威とも言われる山形大学耳鼻咽喉科の欠畑誠治教授が主催するセミナーで、内視鏡下での耳科手術の講義と手術見学に参加し、とても有意義な時間を過ごすことができました。
受講証明書
Free Wi-Fi導入しました
遅まきながら先週よりFree Wi-Fiを導入しました。外来の待合室でアクセスできますので診療の待ち時間にご利用いただければ幸いです。また入院の患者様には、専用の回線がありますので職員におたずねください。
お詫び
このたびは当サイトの不具合により閲覧ができず、皆様には大変ご迷惑をおかけしました。サーバに保管されてあるファイルの一部にウイルス感染の疑いがあり、サイトを一時閉鎖せざるを得ませんでした。現在、復旧が完了して問題なく閲覧可能となっております。今後ともよろしくお願い申し上げます。