入院手術の流れ
中耳手術の対象となる患者様の中には、遠隔地からご来院いただく方もいらっしゃるため、当院ではなるべく通院回数を少なくするべくシステムを考えております。
Step1受診日の予約
- 難聴や耳だれで当院を受診される場合、まずお電話、ファックス、またはEメールにて受診日を御予約いただきます。
Step2初診日
- 来診時にまず受付をします。診察までの待ち時間中に、問診票に症状や手術歴、現在かかっている病気などの必要事項を記入していただきます。
- 診察の時に再度、問診票に基づいて症状などを聴取した後、鼓膜鏡検査、聴力検査、CT検査など必要に応じた検査をします。
- 手術適応となった患者様には、手術のおよその内容をお話しします。その後手術日とおよその入院期間を決め、手術のための採血をした後、入院から手術、術後の治療に関するビデオをご覧いただきます。入院期間は、ほとんどの場合1~5泊となります(手術内容、術後状態等によって異なります)。
- 全身疾患がある場合には、手術日までにかかりつけの先生から手術時の注意点等の指示をいただく場合もあります。
Step3入院
- 基本的には手術当日(または前日)にご来院いただきます(点滴等のために手術日以前に入院していただく場合もあります)。
- 来院後、術直前の聴力検査、CT検査をします。その後、点滴等の術前準備をして、術前の診察をします。
- 鼓膜に麻酔液を浸した綿球を置き、手術室へ入室します。
Step4術後治療
- 基本的には手術当日(または前日)にご来院いただきます
- 手術終了後、めまいがなければすぐに聴力検査と鼓膜の撮影をします。
- 特に異常なければ飲水が可能です。
- 術翌日からの治療は、朝外来診療が始まる前に行います。
- 退院前日に退院後の生活の注意点などにつきお話します。
Step5退院後の治療
- 遠隔地の患者様で、地元の耳鼻咽喉科の先生から御紹介いただいた場合には、基本的にその先生の医院、病院にて治療を行います。また、御紹介いただいた場合でなくとも、必要があれば地元の先生へ術後の治療をお願いする場合もあります。
- 当院へは、2週間から1ヶ月後に再診していただく場合が多いですが、手術の内容により異なりますので具体的には退院時に直接お話します。
- その後問題なければ、3ヶ月後6ヵ月後といったように受診の間隔をあけていきます。
- 退院数日後に、当院看護師より術後の状態につきお電話を差し上げます。
異常な点、不明な点等ありましたら遠慮せずにお申し出ください。
以上当院における一般的な中耳手術に関する治療の流れですが、状態によって変更する場合もあります。